風邪やインフルエンザが流行っていますね。
皆様は大丈夫でしょうか?
1月に入って、ご来院頂いている方の中にも、風邪やインフルエンザにかかってしまった方がおられました。
風邪やインフルエンザは、出来ればかからずに一年間過ごして生きたいですよね。
というより、ご来院頂いている皆様には、当院の整体を通じて『健康な体や習慣』を身に着けていただき、乗らなくて済む流行には乗らないようになっていただきたいと思います。
風邪やインフルエンザの予防
●基本的な生活をしっかり行う
当たり前と言えば当たり前ですが、これが一番難しいかもしれませんね。
バランスの取れた食事/十分な睡眠/適度な運動
文字で表すのは簡単ですが、なかなか実行は難しいかもしれません。
完璧ではなくてはいいと思いますが、目指して生活することは大切です。
●マスクの着用
ウイルスというのは、空気中にはたくさん存在しますが、
ウイルスは生きた細胞の中でしか増殖しないそうです。
鼻や口の粘膜に付着して、そこから増殖し体内で感染が始まります。
あとは、周囲のヒトの会話や咳(せき)などで唾液が飛散し、それを吸い込んでしまうことによって感染してしまうこともあります。
このような、空気感染や飛沫感染を防ぐためにもマスクの着用は人が多くいる環境下では大切になってきます。
ただ、空気中のウイルスを吸い込んで体内へ入るよりも、
手についたウイルスを鼻や口へ持っていくことで感染してしまうことのほうが可能性としては高いようです。(接触感染)
これには、こまめな手洗いや、消毒用のアルコールなどで対処することが良いと思います。
ヒトの防衛本能
マスクや手洗いによって、外部からの侵入を最小限に抑える事も、もちろん大切かと思います。
ただし、無数に存在しているウイルスを、生活している中で完全にシャットアウトすることは不可能に近いです。
最大の予防策は、既に備わっているヒトの防衛本能を最大限活用することです。
体内にウイルスの侵入を防ぐ、皮膚の機能や、鼻毛
口や鼻に入った際に咳や鼻水によって体外に出そうとする
体内に入ってからは、免疫細胞で攻撃、排除していきます。
防衛の第一線は鼻呼吸
口呼吸が多くなっていると、咽頭や気管に近いところにウイルスが直接入ってきてしまいます。
そして、口呼吸によって口腔内の粘膜が乾燥してしまうと、粘膜本来の防衛力が下がってしまいます。
ということで、風邪やインフルエンザの予防の第一線は、鼻呼吸の習慣だと思います。
この鼻呼吸がなかなかしっかりできている方が少ないですし、
疲れたり、調子が崩れているときに限って、口呼吸になってしまっている場合があります。
疲労して体力が低下していたり、内臓の疲れが出てきていると、自律神経の乱れなども合わさり、結果、身体のほうには、頭から頚の筋肉の緊張、硬さを生みます。
頚の後ろの筋肉が硬くなると、頚と頭の間の関節がスライドするようにずれていき、少し上を向くような、顎が上がるような状態になります。
この状態で仰向けに寝ると、下の顎がやや下に引っ張られるような状況になり、口が開いた状態になります。
あとは、舌の位置に関しては、神経的な要素も加わってきますが、
下顎の位置の異常によって、舌も下に下がっています。
こうなると、口も開いて、舌もさがっている状態なので、
喉の奥が完全無防備状態です。
風邪のウイルスを大歓迎しているのと同じ状態です。
整体でお手伝い出来ること
整体とは、その方の持っている本来の能力を発揮させる手助け、きっかけを与えるものです。
そういった意味でも、風邪の予防という意味合いだけではなく、体を整えておくことは普段の生活から心がけておく必要があります。
その中でも、首や頭の状態というのは特に大切であると感じています。
腰の痛み、膝の痛み、肩の凝り、頭の痛み・・・
便秘や胃腸の不調、自律神経の乱れ・・・
このような、慢性的な症状を抱えた状態は、たいていの場合、首の硬さや頭の骨の動きの固さがみられます。
風邪をひきやすかったり、毎年同じ時期に体調を崩してしまう。
体力的な低下、免疫、本来の能力の低下が、筋肉や骨などの構造的な問題として表に表れた状態が、腰の痛みや肩の凝りです。
構造的な問題ではなく、生理的な内的な問題として表に表れるのが、風邪でえあるとも言えると思います。
辿っていくと、同じような問題、原因がそこには存在しているんですね。
今回のような、鼻呼吸と口呼吸の問題であっても、その習慣を作っている、身体の状態があります。
風邪やインフルエンザに毎年かかってしまう、年に数回も風邪を引く、そんな場合には、一度、身体のチェックをしてみることをお勧めします。
恐らく、偶然とか不運とか、季節的にとか流行っているから、ではない要因が隠れているかと思います。
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