座っていても寝ていても頭が痛い・・・ 頭の後ろも触れるだけで痛い・・・
2週間前から、頭の痛みが出始めて、薬を飲んで様子を見ていたが、なかな収まらずに、
インターネットで調べ、当院にお越しいただきました。
ご自身のなかで、特別な原因は思い当たらないとのこと。
目の奥が痛く、そこから頭の後ろの痛み~頭全体に痛みが広がったようです。
頭の後ろを軽く触れるだけでも、痛みが強い状態でした。
自分の事は後回し
ここまでの状態になるには、必ず途中経過があったはずです。
でも、本人としては、少し頭が痛いな~という自覚はあったけど、いつもの事だろなと、様子見をしていたら、いきなり強い症状が出てしまいました。
小さなお子さんをお持ちのお母さんや、家事や仕事の両立で、なかなか自分の時間が取れない方、
なにかと、自分の事は後回しになりがちだと思います。
ただ、身体かからのシグナル・警告は見逃さないようにしましょうね。
時間に追われていて、時間が限られていることも重々承知しておりますが、
ご自身の健康が、周囲の方の健康にもつながりますからね。
特に小さいお子さんは、親御さんの表情の変化や雰囲気を察知します。
身体に余裕がないときは、気持ちにも余裕は出にくいものです。
頭蓋骨調整 or 内臓反射治療
今回の方の、頭痛は、いろいろな条件が折り重なっていました。
①目の奥の痛み~頭の横から後ろへかけての痛み
頭の骨の中に、蝶形骨(ちょうけいこつ) という骨があり、中心部にあるだけに、様々な役割があるのですが、
眼球を後ろから支えてくれている骨になります。
この骨がズレてしまったり、動きが少なくなってしまうと、目の奥が痛いという症状が出やすくなります。
②頭の後ろが触れるだけで痛い
頭の後ろにある骨・・・後頭骨(こうとうこつ)という骨があります。
この骨に、後頭骨ラインというものがあり、筋肉や内臓が弱っているときに、硬さや痛みを出してシグナルを出してくれる場所があります。
今回のように、触れるだけで痛いといった場合も、その痛い場所が何か悪さをしているのではなく、関連した筋肉や内臓の弱さを表します。
今回の場合は、『腎臓』 でした。
特に、病院でみてもらっていることはなかったのですが、職業柄、トイレを我慢してしまうことが多いという事でした。
腎臓は、膀胱と一緒に泌尿器系に分類されますので、トイレを我慢されたりしますと、腎臓に関連する部位(腰、足など)へ影響が出てきます。
③基礎的な体調・体力が低下している/体の過緊張状態
頭が痛いという事もあったようですが、夜に眠れない日が続いていたようです。
睡眠が取れないということは、体力の回復が図れませんので、おのずと疲労が溜まり、体力や免疫が下がってしまいます。
免疫が下がることは、動物にとって一番怖い事です。
そういった場合は、身体を興奮状態、緊張状態に置き、免疫を無理やり上げるという、生理機能がはたらきます。
①~③の状態もありましたので、今回は、個々の内臓や、筋肉や骨格の歪みといった、個別の問題を改善するよりも、
より、全身的な部分の改善がベストであろうという考えの元、『頭蓋骨調整』 にて、脳の緊張、特に、自律神経にかかわりの深い、脳幹部(下垂体)への調整を行いました。
3回の来院で、だいぶ改善されました。
初回の調整で、目の奥の痛みは、緩和され、
2回目の後、頭の後ろの触って痛い状態が緩和されました。
3回目は、頭痛はほぼ改善されていたので、以前から気になっていた、背中や身体全体の調整を行っていました。
今回のように、目の奥の痛みや、頭の後ろから始まり、頭全体に痛みが広がるような頭痛の場合
蝶形骨を含めた、頭蓋骨の歪み
内臓機能の低下による反射的な硬さ
によって、頭痛が起きていました。このようなケースも多くみられます。
ただ、やはり、基本的には、疲労の蓄積や、筋肉の硬さ、骨格の歪みを放置してしまうことによって、症状が強く出てしまうことが多いです。
強い症状で辛い思いをしなように、定期的なケアや点検といった意味で、ご来院されることをお勧めします。
たくさんの地域から通って頂いております(^^♪
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とりつかせいプラクティス.整骨院 塚田 明樹