歩くと足が痛い足に力が入らず、階段が辛い
【症状】 朝から、歩くと足が痛く、地面に着くと痛みが伴う。
階段の登り降りが困難で、つま先立ちのような姿勢は取れない。
場所としてはこんな感じです。
今回は特に、右側に症状が強く出ていました。
足のアーチをサポートすると、地面に着いた時の痛みが軽減するので、端的な原因は、
【足のアーチの低下】によるものでした。偏平足のようになってしまったんですね。
足のアーチは何故、低下するのか?
アーチの問題は、【足底筋膜】という筋肉が、要素としてはとても重要になってきます。
足底筋膜は、足の裏全体に張る膜状の筋肉です。この筋肉の緊張が強すぎたり、緩すぎたりすると、足の裏や甲、足の指の付け根や踵の問題が起こりやすくなります。
アーチの問題が起こりやすい原因としては、 ≪足の指を使わない歩行習慣≫ ≪不整地を歩かない為に足裏の筋力の低下≫ などでしょうか?
今回は、アーチの低下に関して、もう一つ重要な要素を含めて、症状の解説をしていきたいと思います。
アーチを作る要素として、【足底筋膜】以外にも、【後脛骨筋】 【長拇指屈筋】 【長趾屈筋】 という筋肉が関連します。
後脛骨筋
姿勢を整えたり、足の症状、腰や膝、股関節の症状においても、割と重要視することが多い筋肉です。
学生さんやスポーツを盛んにされる方では、『シンスプリント』という症状の原因にもなる筋肉です。
何故、この筋肉を重要視するかというと、
1、立位での姿勢保持にとても大切な役割をはたしているから
という事と、
2、ストレスやメンタル面との関連も深いから
です。
要するに、単なる疲労の延長で出ている症状ではない事も考えられるからです。
今回の症例も然り、学生さんのシンスプリントも同様なことが言えますが、
単に歩き過ぎ、練習のやりすぎによるものであれば、休息を与えたり、筋肉を柔らかくする、マッサージや電気治療や、温熱とか、お風呂に入るとか、ストレッチ等を適切に行うことで、症状は軽減します。
ただ、この【後脛骨筋】が絡んでくる、症状は、単調に収まってこないケースがあります。
それが、ストレスやメンタル面の影響です。
ストレスやメンタル的な影響は、全身に出てきますが、
では、何故、【後脛骨筋】がストレスやメンタル面に関連するかというと、
後脛骨筋 ⇔ 副腎
という関連があり、
副腎という臓器が、抗ストレスホルモンの分泌などの働きを行うからなんです。
(※副腎に関しては、またブログで取り上げたいと思います)
楽しめない予定
今回のケースも、先の予定にはなりますが、
その予定が、少し緊張する予定だったり、少しプレッシャーがかかる予定らしかったのです。
こういった、ある種のストレスがかかると、ホルモンや内臓、自律神経などに影響を及ぼし、
その結果、表面的な症状として、筋肉の硬さや、筋力弱化、それに伴う、バランス不良、関節の歪み、姿勢の変化⇒⇒⇒痛み
という、流れになってしまうケースもあります。
こういったケースの場合、
内臓機能へのアプロ―チ ≪内臓反射治療≫
頭蓋骨へのアプローチ(頭の緊張を緩めます/内臓やホルモンの中枢は、【頭】(脳幹部)にあります。) ≪頭蓋骨調整≫
構造的なアプローチ(筋肉や骨格) ≪Re;balance整体≫
そして、
≪その予定≫に対するイメージや、無意識の反応 に対してのアプローチ ≪量子場調整®≫
こんな、施術の組み立てで行っていきます。
誰にでも起こる可能性
今回、この症状でお越しになられた方は、90歳代の女性でしたが、
このような症状は、年齢のせいでもなく、誰にでも起こる可能性はあります。
≪ストレス≫は一概に悪いものではありません。
≪ストレス≫のお陰で、身体や精神面も成り立っている部分もあります。
ただ、≪ストレス≫との関係性が崩れてしまったときには、今回のように、身体に症状として、現れてしまうことがあるんですね。
当院では、あらゆる可能性を考慮して、初期検査の段階で、どのような可能性があるかを説明させていただき、
最適な方法を提案していけるように心がけております。
施術内容や、ブログ内容に関しての、お問い合わせは、お電話でも、メールでも、直接ご来院になられても構いません。
ご不明の点は、お気軽になさってください。