腰椎分離症/すべり症

分離症/すべり症とは何でしょう?

 

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【分離症】・・・・椎骨(背骨の1個1個)の中のパーツで、椎体(ついたい)と呼ばれる部分と棘突起(きょくとっき)と呼ばれる部分をつなぐ、椎弓(ついきゅう)という部分が骨折をしてしまっている状態。

 

【ずべり症】・・・・背骨の1個1個は、椎間板(ついかんばん)と呼ばれるクッション性のあるものと、骨とが重なり合って、所謂、背骨を形成しています。

       とくに、腰の部分は、前の方への反りが強い部分なので、椎骨自体がやや前の方へひっぱられる?(押し出される)形をとります。

       このときに、前の方へズレてしまわないようにしているのが、周辺靭帯であったり、椎間板であったり、椎間関節と呼ばれる部分です。

       この背骨をずらさないように頑張っている組織が変性(弱くなったり、緩くなったり、状態が変わった事)してしまい、骨がズレやすくなり、

       前の方へ滑るように動いてしまっている状態。

       この時に、先ほどお伝えした、ズレないようにしている部分のうち、椎間関節近くの椎弓という部分が折れてしまうことで、滑ってしまっている事を、

       【分離すべり症】と呼び。

       椎間板や周辺靭帯が支える力が弱くなってしまったことで、滑ってしまう事を

       【変性すべり症】と呼んでいます。

 

 

~【A症】だから、【Bという状態】~ といった固有症状として考えない 

 

自分の身体の状態の知識として、症状名を知ったり調べるのはいいと思います。原因が分かる、自分の中で納得できると、ある種の安心感が生まれます。

それだけでも、少し気持ちが和らぐケースもあります。

ただ、あくまでも【状態】です。

目に見える、分かりやすい形として、‟表”に現れているだけであり、その表に出ている事が警告している、目に見えずらい‟裏”の部分に気が付いてあげないと、

同じことが繰り返されたり、いつまでも、同じ状態のままだったりしてしまう可能性もあります。

ですので、【A症】の場合、【Bという状態】 というように、固有症状として、【A=B】 とはあまり決めない事をお勧めします。

症病名から推測される症状を上げようとすれば、Bもあれば、Cもあり、Dも考えられるし、Eという場合もある。というように、数多く挙げられます。

 

この次に起きてくる問題は、Bという状態でもあり、最近CもDも出てきた。 やっぱり【A症】 だから・・・・

【A症】は将来的に、【Zのような状態になる可能性がある】 というような、不安な可能性の中で過ごさないといけなくなります。

 

不安が先行きすると、身体も、その不安に応えるように、元気なくなってきてしまうんですね。

 

事実、【A症】という状態なのに、痛みも不具合も全然感じていない方もいます

 

これは、以前NHKの番組でも特集されていましたし、かなりデータも集まっているようですので、周知されていい情報です。

【すべり症】【分離症】【ヘルニア】という状態は確かに存在するけれど、症状の有無とは関係性が無い場合がある。

 

実際、僕も、中学1年生の時に、【腰部椎間板ヘルニア】と診断され、

その当時は、・腰の痛み ・左足のしびれ ・じっとしていても痛い ・立てない ・四つん這いの状態 のような時期がありました。

高校生以降にレントゲンを撮っていないので、その辺りは何とも言えないのですが、現在は症状としてはありません。

生活に支障が出ることもありませんし、スポーツもフルマラソンやバスケット、トレーニングも普通に出来ています。

ただ、無理をしてしまったり、疲労が溜まりすぎると、やはり左腰は痛くなりやすいのは確かです。

 

ですので、大切なことは、その【状態】に至る、経緯を知り、そして、生活に支障をきたす【痛み】や【不具合】というものを出さなくて済むようになる事です。

 

その経緯に関しては、今回は割愛させていただきますが、当院では、お話をじっくり伺ったり、身体を検査させていただく中で、その経緯を紐解き、ご本人に納得していただく事を大切にしています。

何故、納得かと言うと、多くは日常の中でのクセであったり、知らぬ間に作り上げた習慣が、その【状態】を作りあげてしまう事があるからです。

 

以前は、足もしびれがあって・・・・・、今は、無いんです

 

『以前、病院ですべり症と診断され、その時は足のしびれもあって、歩きずらかったりもしたのですが、今は、しびれはなくなったんですが、腰は痛いんです

こういった訴えの方は、割と多くおられます。

 

身体は、変化や不調、感じられる痛みやしびれに対して、敏感で、どうにかそれを出さないようにします。

 

その身体の反応が、筋肉の硬さであったり、骨の歪みであったりするんですね。防衛本能とでもいいましょうか。

 

そして、痛い状態が続くと、出来る範囲で、痛くない姿勢や痛みの出ない動作を選ぶようになり、それが習慣となります。

 

ですので、以前ほどの痛みはなくなった。

 

けれど、

 

痛くなかった時よりも体が硬くなった。

毎回同じような姿勢をすると痛くなる。

腰痛の怖さからは解放されない。

 

といった方は、少し自分なりの習慣や姿勢を作ってしまっている場合が考えられます。

 

今現在、腰痛のある方、今は痛みはないけれど、いつ痛くなるか不安な方、

 

その【経緯】を知り、不安なく過ごせるようになったら、日頃の生活がもっと楽しくなる感じがしませんかsunsign02

 

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とりつかせいプラクティス.整骨院   院長  塚田 明樹