【足底筋膜炎】
足の裏にある膜状の筋肉・・・【足底筋膜】
これが、歩きすぎやスポーツによる過度の付加がかかることによって、足のアーチ構造が乱れてしまい、
アーチを支えている【足底筋膜】が、疲弊して炎症を起こしてしまったり、
骨棘(こつきょく)といって、踵の骨の部分がひっぱられて、骨が隆起してしまい、地面に当たると痛かったり、筋肉にひっぱられて痛いという状態。
歩行時や何もしていない安静時にも痛みが伴う。
【変形性関節症】
主に 膝(ひざ)や、股関節(こかんせつ)に多くみられる。
関節に対する負荷(体重、重力等)から関節を保護している、関節軟骨が関節部を保護しきれずに、
関節を構成する骨自体に負担がかかり、骨が変形をしてしまった状態。
歩行時の強い痛みがあり、変形も進行し日常生活に支障をきたしてしまう場合、
変形した関節部を人工の関節に置換する手術を行う場合もある。
それぞれの、詳しい診断や、施術の進め方などは、また今度にしますが、
こういった”診断”をされ、、『年齢のせいだから治らない』 と言われてしまうケースが多くみられます。
『年齢のせいだから治らない』 という事を受け止めてしまうと、
・今まで楽しみにしていた事をやめなければいけない/諦めなければいけない
・痛みが治らない のなら、この痛みとずーっと付き合っていかないといけない
・薬や手術 ”じゃないと” 治らない
と、思ってしまっている方が多いです。
そして、今日お伝えしたいのは
その『状態』は元通りに戻らない(治らない)
けれど
”痛み”が治らない とは、また別の話である
ということです。
つまり、
《変形してしまった骨 が、元に戻るかどうか》 と 《痛みが出る出ない》 は、別の問題 ですので、
例え、
『変形している』 『治らない』 と言われたとしても、それは、物理的な『状態』の話であって、
『痛み』というのは、概ね、機能的な問題であることが多いので
諦めて欲しくない
という事をお伝えしたかったのです。
文頭に、症例を2つほど挙げています。
その中に黄色い文章 と青い文章 があります。
青い文章 は、物理的な結果 です。 何らかの原因でそうなってしまったモノ。
とかく、こちらのほうが、クローズアップされてしまいまいます。
物理的に変わってしまったものは、そう簡単には元に戻りません。(絶対とは敢えて言いません)
黄色い文 は、物理的な結果を招いた、機能的な問題です。
こちらは、軽視されがちだったり、断片的に捉えられてしまいがちだと思います。
足のアーチ構造が乱れて・・・・なぜ、乱れたのか?
関節軟骨が関節部を保護しきれず・・・・なぜ、保護しきれなかったのか?
この機能的な問題を解決していくことができれば、物理的に変わってしまっていても、機能面でカバーできることはたくさんあります。
僕自身も、中学1年生の時に、腰を痛めて『椎間板ヘルニア』と診断されました。
左足のしびれがしびれが強く、当時は立てないときもありました。
椎間板ヘルニアも、椎間板の組織変性による、物理的な変化・結果です。
ただし、腰を取り巻く、筋肉や身体の使い方をきちんと整えていけば、今は、ほとんど痛くなりません。
~変形、~症候群、~病、これらは、結果に対して与えられた名前です。
これら結果を作った原因は、多種多様です。
可能性は大いにあります。打開策はあります。
上手く伝われば幸いです。
とりつかせいプラクティス.整骨院 院長 塚田 明樹