手のしびれ と 痛みで 眠れない
初診で来られた際の主な症状が、『手のしびれ と 痛み』
夜も眠れずに、痛み止め、睡眠導入剤を服用されておられました。
病院で牽引治療も受けられていたそうで、首を伸ばすと、少し痛みやしびれが緩和するとの事で、
ご自宅でも、タオルを使って自分で首を伸ばす日々だったそうです。
ただ、痛み止めで一時的に痛みを緩和したり、首を伸ばすことで一時的な効果では、
きちんと治ってこないのではないかと、色々調べて、身内の方のご紹介で当院を受診されました。
首の牽引によって症状が一時的にも緩和していたことから、端的な要因としては、首にあります。
手のしびれは 首に問題がある事が多いです。
ただし、だからといって、首だけ見ていては今回の方のように、一時的な緩和で終わってしまいます。
・股関節(こかんせつ)の問題 ・・・ 上体が前に傾く
・腹部(内臓)の下垂 ・・・ 自律神経の不調(今回は、恐らく長期間の薬の服用があったからだと思います)
・肋骨/胸郭の傾き ・・・・ 内臓の下垂と同様に、自律神経の問題と、横隔膜や肝臓の影響が見られました。
・視線の位置
・頭蓋骨のズレ
・手首ー肘ー肩の各関節の調整
今回は、このような部分を診ながら施術を進めていきました。
いつ、治りますか?
抱えている症状が辛ければ辛いほど、長ければ長いほど、
そのトンネルの出口は一体どこなんだ?
そこが一番気になるとろこだと思います。
施術をする側としても、それを明示して、安心して施術を受けて頂けることが本望です。
が、
身体の回復 と 生活上の負担 、自覚している癖だったり、無自覚の癖であったり、
症状の緩和の障壁は数知れません。
だからといって、何もせずに安静にしていることは、現実的に無理だし、
逆に、安静にしていたからって、良くなるスピードが増すかと言えばそうでないと思います。
その方の、エネルギーを考えた時に、何もせずに黙って待つ というのは、むしろ治る力を下げてしまう事があるからです。
今回の方には、
『週1回で、2か月間頑張ってみてください。必ず結果はついてきます』
と、伝えました。
ヒトの細胞は、約60兆個あると言われています。
そして、毎日1兆個の細胞が生まれ変わっているそうです。
約2か月で、ほぼ全部の細胞が入れ替わることになります。
今、現状、とても辛い状況であっても、絶えず細胞の代謝は繰り返されています。
新しい細胞が出来た時、その細胞を迎える環境はとても大切です。
新鮮な血液が流れている、適度な酸素が運ばれてきている、体温、解毒排毒、栄養・・・・
60兆個の細胞が良い環境で過ごせるように迎える準備をしておく事で、2か月前とは違った身体になります。
しびれ無し 睡眠薬飲まずに眠れる
途中、何度も『本当に良くなりますか?』と聞かれました。
不安は大きいと思います。
トンネルに入ってしまえば、出口の明かりが見えるまでは、どの地点だろうと、そこはトンネルの中です。
『あと少しで、出口ですよ』
と、言われようと、本人として見れば、同じトンネルの中ですから。
2か月間、本当によく頑張って来てくれたと思います。高速道路を使って、車で1時間。
症状が緩和する時って、『あれ、そういえば』って、事が往々にしてあります。
時には、症状の緩和にすら気が付いていない方もいます。
症状がないのが普通ですからね。
けど、症状を一旦作って、そして、そこから回復したら、
その『普通』である日常や、身体に、少し感謝の気持ちを持ってあげてくださいね(^^)/
(上田城公園の桜です♪)
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