五十肩/肩・腕の痛み/手があがらない

要因は動かす範囲と、回数

 

肩の痛みや、肩周辺の腕にまで及ぶ痛み

腕が上がらない

咄嗟に手を動かそうとすると、強く痛む

動かさなくても痛い

痛みで夜も眠れない

 

『肩』でお悩みの方って、数多くおられます。

肩の痛みで、有名なのが『五十肩』と、呼ばれるもの。

ただ、これは、(恐らく)50歳位の方に、肩が痛くて腕が上がらないという症状が多い‟傾向”があったから、

このような名前になったのだと思います。

 

30代の方でも、同じような症状は起きますし、20代、可能性としては低いですが、10代の学生さんでも起こるケースもあります。

 

これは、大きな枠組みでの原因をお伝えすると

 

『動かす範囲と、回数の低下』 

 

です。

 

これは、肩に限らず、どの関節にも言える事ですが、

 

骨と骨の連結が『関節(かんせつ)』

その関節を補強しているのが『靭帯(じんたい)』

関節を動かしているのが『筋肉(きんにく)』

 

基本的には、 骨―靭帯―筋肉 という構造です。

 

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この3つの要素の中で、靭帯と筋肉を『軟部組織(なんぶそしき)』と呼び、

骨に比べると、柔らかく、伸び縮みする組織です。

 

ただ、この筋肉や靭帯の特徴を一つ挙げると、

『伸び縮みする必要がなくなると、少しずつ硬くなってくる』

という、特徴があります。

 

ですので、動かす回数が減ってくると、筋肉が伸び縮みしにくくなり、硬くなって、

少しずつ、関節の運動にも影響が出てきます。

 

動かす範囲の意外性

 

 

骨は、身体を支える為にあります、

 

関節は、動かす為にあります。

 

筋肉は、関節を動かす為にあります。

 

関節を動かさない時間が長ければ長いほど、筋肉はどんどん硬くなって(伸び縮みしにくく)きます。

 

筋肉が硬くなり、伸び縮みしにくくなった状態=『動くし、痛くはないけれど、動かしにくい、重い』 

 

まずは、こういった、痛みではないけれど、普段とは違う、重さや違和感から、徐々に症状は始まります。

 

このレベルですと、このようにおっしゃる方もいます。

 

『普段から、体操もしているし、動かしていない事もないんだけれど・・・・』

 

動かしているのに、硬くなったり、動かしにくくなる場合としては、

①動かす動作(負荷)に無理がある・・・・重いものを持ち上げたり、単一の動作を繰り返しすることが多い

②動かす範囲がある一定に限られていて、全可動域で動かせていない

 

割と多いのは、②のケース

 

これは、両手を上に伸ばして挙げる『万歳(バンザイ)』の格好をしてもらうと分かりやすいです。

 

耳の横まで腕はあがりますか?

両手が顔の位置より後ろへ行きますか?

 

この辺りをチェックすると、意外と腕が上がっていない事に気が付きます。

 

日常生活を送るうえで、腕をきっちり真上に上げたり、耳の横まで挙げる必要はほとんどないですからね。

 

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通常の生活であれば、30°~120° 位の範囲が動かせれば、ほぼ生活に支障を来すことはないと思います。

 

ただ、肩関節の運動の中で、90°~180°の範囲は、とても重要で、この範囲の運動が少なくなってくると、

 

いわゆる、五十肩のような、腕が上がらないといった症状が出る事が多いです。

 

動かせるか、動かせないか

 

実際に、現在、腕の上がりにくさ、肩周辺の痛みや、重さ、違和感などがある場合、

一つの判断基準としては、

 

『動かせるか、動かせないか』

『動作に伴った痛みがあるか、ないか』

 

①痛みもなく、動かせる けど、重たさや違和感がある

   ⇒そのまま日常生活を続けてください。

    ただ、先ほど伝えたように、普段の動かし方の中で、腕を挙げた時に、耳までつくかどうか等を一度チェックしてみることをお勧めします。

 

②動かせるけれど、痛みが伴う

           ⇒症状が重症化しないうちに食い止めたい所です。

    肩関節の動かせる範囲を確かめて、ゆっくり大きく動かす事を、一日1回以上行ってください。

    ポイントは、ゆっくりと大きくです。

    動かしにくいポイントなどがあれば、少しストレッチなどを加えても良いと思います。

    

    このレベルであれば、セルフケアで改善できることもあります。

    タオルなどを使った体操なども試してみると良いかもしれません。

 

③動かせない、少しでも動かすと痛い、じっとしていても痛い

   ⇒この状況になっているのであれば、早めに、医療機関(整形外科、整骨院)を受診することをお勧めします。

 

 

関節運動のチェックと評価

 

当院のような、『整骨院』 では、

レントゲンなどの画像診断は行えませんが、

 

関節運動の範囲や筋肉の硬さ

 

運動制限の理由

 

個別の関節だけでなく、身体を一つのユニットと見て、

 

全体の中で、何故、その関節に症状が出ているのか、

 

などを、細かくチェックをします。

 

その上で、どの様な施術を行い、どうのように施術を進めていくか、

そして、今後どのような回復、改善の軌道をだどるのか、などを説明しています。

 

 

今回は、肩関節の症状に関して、大枠の部分を伝えしてみました。

もう少し詳しく、肩関節に関してお伝えする記事も書いてみたいと思います。

 

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とりつかせいプラクティス.整骨院   院長  塚田 明樹