手術後のリハビリや、スポーツでけがをしたときに復帰するためのリハビリなど、リハビリにはさまざまな種類があります。一刻も早く元のように動けるようになるためにも、リハビリを受けることをおすすめします。しかし、病院でのリハビリと整骨院でのリハビリは、どちらが良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は整骨院で行うリハビリの種類と、整形外科との違いについてご紹介します。
1.リハビリテーションとは
けがをした後はリハビリする、という知識はあるものの、実際にリハビリがどのようなものか知らない方も多いのではないでしょうか。リハビリテーション（リハビリ）とは、障碍者や患者に対して、元のように動けるように訓練するものを指すだけではありません。
広い意味で利用されているこの言葉は、手助けをされずに自立した生活が送れるようにするという意味が含まれています。リハビリには、理学療法士と作業療法士、言語聴覚士がその役割を担います。整骨院や整形外科で行われるリハビリは、理学療法士が行っています。
1-1.理学療法士とは
理学療法士は国家資格を持ったセラピストのことをいいます。病気やけがなどで運動能力が低下した方に対して、運動機能を改善するためにさまざまな治療を行います。
2.整骨院で行うリハビリの種類
整骨院では、交通事故やスポーツによるけがで、身体が以前のように動かなくなった方を対象にリハビリを行います。
2-1.交通事故のリハビリ
交通事故で負ったけがは、放置せずにしっかり治療を行う必要があります。特にむちうちの場合は、放っておくことで自律神経障害や不快感、違和感などを引き起こすかもしれません。自律神経障害は、数年にも及ぶ可能性があるため、迅速な処置が必要です。
交通事故でのリハビリは、温熱療法や鍼灸治療、矯正マッサージなどがあります。整骨院によってはこれらすべてを受けることもできます。
2-2.スポーツで起こしたけがのリハビリ
スポーツで起こすけがは、あらゆるスポーツで起こり得る症状です。その種類もさまざまあり、肉離れや足関節捻挫、肩関節の脱臼や、ジャンパー膝などの症状を治療していきます。スポーツのけがによるリハビリは、日常生活を送れるようになるだけでは不十分です。
走る力やジャンプ、切り返しなど身体に負担がかかっても、問題なく動けるようにリハビリを行う必要があります。リハビリ内容は、専門のトレーナーがメニューを組みます。患者一人ひとりが確実に完治できるように、柔軟に対応します。スポーツリハビリは基本的に、以下の流れに沿ったメニューを組み立てます。
1.痛み・炎症をなくす
2.身体の可動域改善
3.筋力の回復
4.バランス能力回復
5.全身の運動機能・競技動作の習得
整骨院は炎症や痛みをマッサージや精密機器によって治療を行います。痛みが完全になくなってから、リハビリがスタートします。身体が日常生活に支障が出ないようにすることはもちろん、スポーツが行えるように筋力を付けたり、以前のような競技動作を覚えていきます。
3.整骨院と整形外科の違い
リハビリは整骨院と整形外科で行うことができます。リハビリを効率よく行いたいからといって、両方にかかることはできないため、慎重に選ぶ必要があります。
3-1.整骨院は医師ではない
リハビリを行う前に必ず診察を受ける必要があります。整形外科は医師が経営しているため、診察はもちろんのこと、関節や骨、神経などの治療に薬を利用できます。しかし整骨院の場合は医師ではなく、柔道整復師という国家資格を持った人が経営しています。
そのため、整骨院では診察できません。薬やレントゲンなどを利用したリハビリを行うことができないのです。捻挫や打撲、骨折や脱臼といった身体に関するエキスパートのため、薬を利用しない施術をメインとしています。
リハビリをする方は、整形外科での診察を受けた後に整骨院での治療を受けます。そうすることで、薬ではなくマッサージや温熱療法といった物理療法を受けることができます。
3-2.心地よい通院ができる
整形外科での施術内容は、基本的に診察をした後、薬をもらい経過観察となります。整骨院では実際に治療部位を確認し、治療器や手技療法による施術を受けます。
治療の一環として血行促進や指圧といった、心地よい施術を受けられることも整骨院の魅力です。整形外科よりも通院日数が多くなるため、面倒に感じる方もいます。しかし、けがによる痛みの緩和もできるので、早く痛みを和らげたいと思われている方におすすめです。
4.まとめ
リハビリは理学療法士による施術が一般的です。リハビリを受けるけがには、交通事故によるものやスポーツで負ったけがも含まれます。整骨院では薬の投与がなく、マッサージなどの物理療法がメインとなるため、心地よい通院が可能です。
「とりつかせいプラクティス.整骨院」では、スポーツで痛めたけがに対する治療を行っています。日常生活の中で起こるけがは、早めの処置が必要不可欠です。運動器の症状に対する処置は、柔道整復師が専門に行います。けがのリハビリを必要とされている方は、一度気軽にお問い合わせください。
