~マイクロアルジェ応用の健脳食品を開発中~
(月刊マイクロアルジェ4月号 研究所便り より 抜粋)
21世紀は高齢化に伴う『認知機能低下』が大きな社会問題になると考えています。
2017年、共同研究をしていた福島大学S教授から、認知機能改善効果のある(ホタテに含まれる)プラズマローゲンの研究開発の第一人者・九州大学F名誉教授をご紹介いただきました。
青魚に含まれるEPAやDHAがマイクロアルジェ由来の可能性があるのではないかと期待し、マイクロアルジェ10種の分析をお願いしました。
残念ながら10種のマイクロアルジェいずれにもプラズマローゲンは含まれていませんでした。
そこで、アプローチを変えてマイクロアルジェの認知機能改善作用を検討することにし、認知機能に関わる研究論文を検索して先生方に連絡しました。
そして同年(2017年)、仙台白百合女子大学O教授と共同研究を開始し、複数のマイクロアルジェが認知機能に関わるNGF(神経成長因子)とBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌を促すことが明らかになりました。
2018年に特許出願(2021年特許査定)、翌2019年に研究論文を発表しました。
現在遺伝子レベルでの解析を進めています。
さらに2021年からは、マイクロアルジェの認知機能改善作用について、別の観点(神経細胞保護作用)を検討する為に岐阜薬科大学S教授との共同研究も始めました。
この二つの共同研究から、マイクロアルジェ『クロロゴニウム』選んで脳サプリメント(健脳食品)の開発を進めています。
基本的な処方組みは出来上がりました。5月に正式発表致します。ご期待ください!
MAC総合研究所 所長 竹中 裕行