【美容と骨密度】~骨がやせると見た目が老ける!!~|
(月刊マイクロアルジェ ニューズレターVol.355 より抜粋)
同じ歳なのに、若く見える人と老けて見える人がいるのは何故でしょうか?
肌や髪、姿勢などの理由はいくつも考えられますが、意外と気づきにくいのが美容と骨の関係です。
骨密度が低下すると老けて見えるようになるのです。
年齢と骨量(骨密度)
骨密度は20歳頃をピークとして、それ以降は減少していきます。
特に女性の場合は、閉経を境として大きく低下します。
加齢による骨密度低下は誰にも避けられませんが、この時期に積極的にカルシウムをとり、出来るだけ長く良い状態を維持することが大切です。
“骨やせ” は 顔から始まる
骨密度の低下による “骨やせ” は全身で起こりますが、まずは顔から始まります。
(腰の骨の骨密度は、60歳頃をピークに減少が起こり
顔の骨の骨密度は40歳以降、急激に低下を起こします。)
⇒骨密度の減少は、腰よりも顔の方が早期に始まっている
老け顔から始まり、やがて全身に及び、骨粗しょう症などによる背骨の変形など、さらに大きな見た目の変化へと進むのです。
鏡を見て少しでも老けた?と感じたら、食事や運動などの生活習慣を見直してみましょう。
~めざせ 骨密度UP!!~ いつまでも若々しくあるために
●骨をつくる栄養素を積極的に摂る
《カルシウムを多く含む食品》
・牛乳 ・チーズ ・ヨーグルト ・魚(骨ごと食べられるもの) ・豆腐 ・海藻類
・小松菜 ・エビ/カニ類(殻ごと食べられるもの)
《カルシウムの吸収や定着を助ける食品》
・海藻類/ナッツ類(マグネシウム)
・レモン等(ビタミンC)
・鮭/シラス/干し椎茸/きくらげ等(ビタミンD)
・温州みかん(βクリプトキサンチン)
《カルシウムの吸収を阻害する食品》
・スナック菓子 ・ハム ・インスタント食品
●運動で骨芽細胞を刺激
運動で骨に負担をかけると、骨をつくる骨芽細胞が増えることが分かっています。
ウォーキングなどの全身運動も良いですが、縄跳びやダンスなどジャンプする動作の含まれる運動が効果的です。
《かかと落とし運動》
☆直立して両足のかかとを上げ、そのまま ドスン(トンッ) と着地させる
☆一日数回に分けて30回以上行う
●日光でビタミンDを生成
ビタミンDは健全な骨の形成に欠かせない栄養素です。
食品から摂ることも出来ますが、日光を浴びることによって体内で生成されます。
日焼けなどが気になりますが、夏なら日陰で15分、冬なら1時間程度で良いと言われているので、それほど気にすることもないででしょう。
※各種酵母やキノコ類には日光によってビタミンDに変わるエルゴステロールが含まれています。
積極的に摂ってゆきましょう。