体の不調が改善できる整骨院で受けられる施術の種類について!詳しくご紹介

体の不調が改善できる整骨院

整骨院は、主に手で施術を行っています。手による施術はシンプルな印象もありますが、手はすばらしく高度な「感覚機能」と「運動機能」を持っています。そこから、手は多種多様な働きをすることが可能なのです。実際に整骨院の施術は種類が多く、幅広い効果が期待できます。今回は整骨院で行われる施術の種類について詳しくご紹介します。

 

整骨院で行われる施術をご紹介

最初に整骨院についてご紹介しましょう。整骨院は、いずれも「柔道整復師」という国家資格の有資格者が施術を行なう施設です。「接骨院」や「骨つぎ」とも呼ばれますが、柔道整復師が開設している施設で、整骨院とほぼ同じ施術が行われます。

整骨院では、骨折・捻挫・脱臼・打撲・筋肉の損傷・肉ばなれなどに対して、ケガの種類や程度を見分け、注射や手術を行わずに保存的治療で施術します。整骨院の最大の特徴は、「自然治癒力」を引き出すための施術を施す点です。人間は自分で自分の体を治す力(自然治癒力)を生まれながら持ち合わせています。整骨院の柔道整復師は、その自然治癒力を施術によって最大限に引き出し、回復力を高めることが特技であり、最大の特徴といえるでしょう。

 

整骨院の施術

整骨院で行われる施術は基本的には、手で行う手技療法です。骨・関節・筋肉・腱・靭帯などの損傷箇所に手で適切な施術を行います。施術方法は「非観血的療法(ひかんけつてきちりょう)」で、手術や注射は使用できず、レントゲンを撮ったり薬を出したりする医療行為もできません。あくまで「整復」という、骨折や脱臼した部分を手で元の位置に戻す施術です。

柔道整復師の手技療法の基本は、大別すると「擦る(こする)」・「揉む(もむ)」・「叩く」・「震わす(ふるわす)」・「押す」の6種類です。症状に合わせ最適な手技療法を中心に施術し、効果的な対処を行います。具体的な施術方法を以下で詳しくご紹介します。

軽擦法(けいさつほう)

軽擦法は、手や指を患部に当て、軽い力で擦る手技療法です。手のひら・親指・二本指・四本指などを患部に密着させ、背骨に沿って平に軽く擦ります。施術する手の摩擦で、患者の皮膚の温度を上げ、血液循環を改善します。新陳代謝が促進され、細胞が活性化するのです。

強擦法(きょうさつほう)

強擦法は、別名「按撫法(あんぶほう)」ともいいます。手のひらを患部に強く深く押し付けるようにし、手のひらを丸い円のように移動させ、ふたたび押し付けるといった動作をくり返します。強擦法は、硬くなった組織をやわらかくほぐし、体への吸収を促すことです。傷ついたり炎症を起こしたりした部分は、組織が硬くなることも多く、関節を十分に動かせなくなったり、血液・リンパ液の流れが悪くなったりします。そこで強擦法で炎症による癒着などをほぐし、身体へ吸収させるように施術します。

叩打法(こうだほう)

叩打法は、手を強く握るか手を開いた状態で、体の表面を軽くリズミカルに叩き、刺激を与える手技療法です。痛みの発症箇所はさまざまで、症状もまちまちだけに、各症状に最適な叩き方で効果を最大化します。叩打法は、軽く叩くことで神経や筋の動きを活発にし、血行を促進して神経や筋の興奮性を高める場合と、過剰な興奮を鎮めるケースがあり、叩き方も異なります。

圧迫法(あっぱくほう)

圧迫法は、指の腹や手の付け根などで患部を圧迫する方法です。痛みがある箇所を親指または、人差し指・中指の腹で3秒~5秒程、一定の時間で圧迫する間歇性(かんけつせい)圧迫法があります。さらに、圧迫を持続して施術する持続性圧迫法の2種類があります。圧迫することで患部の機能を抑制し、緩めると血液やリンパの流れが促進されるのです。神経痛やけいれんなどに鎮痛効果が期待できます。

振せん法(しんせんほう)

振せん法は、マッサージの一種です。手や指で痛みがある箇所に触れ、患部にバイブレーターのように振動を加えます。指で垂直に骨に向かって圧迫しながら、筋肉を震わせる施術です。振せん法は、バイブレーターのように振動で患部を刺激し、血管を拡張させます。とくに静脈血の流れが改善され、神経や筋の機能を高める効果が期待できるのです。

揉捏法(じゅうねつほう)

揉捏法は、手のひら・親指・二本指・四本指などで痛む患部の筋をつかむようにしながら、筋肉を揉みほぐす手技療法です。筋肉の収縮が活発になることで血管を広げ、新鮮な血液を行き渡らせることで筋肉疲労の回復や、疲労を抑える予防効果が期待できます。

 

整骨院の施術効果

整骨院の手技療法は、手による施術ですが、昔から「手当」といわれるほど、手技の力は大きくさまざまな効果が認められているのです。この章では、整骨院の手技療法が人体に与える効果や作用について、具体的にご紹介します。

自然治癒力の活性化

手技による施術で血流が改善され、リンパの還流が促進されます。そこから、損傷した組織への血液供給量が増し、修復のための代謝が活性化され、ケガの回復が早まるのです。このように人間が本来備えている自然治癒力を活性化させる効果があります。

患部の緊張緩和

体の不調は、筋肉や関節などが硬直し、痛みを発症させたり、動きが悪くなったりするケースがもあります。このように硬くなった筋肉などをほぐしたり、ストレッチしたりすることで、患部の緊張が緩み、痛みが改善する期待もできるのです。

柔軟性の向上

手技による筋肉への刺激で筋肉の緊張が緩和し、筋肉がスムーズに動くようになります。また、関節を取り巻く筋肉や腱などの組織も柔軟になり、可動域が広がる効果も期待できるでしょう。

痛みの抑制と再発予防

手技療法で血行が改善され、リンパの循環が改善されることで、痛みの原因となっている発痛物質の排出が促進されます。また、痛みを誘発している神経も正常に働くようになり、鎮痛作用が期待できるのです。

 

まとめ

整骨院で行われる施術の基本は、手技です。人の手は最高の精密機械であり、機械以上に精密で繊細な作業が可能です。最近の整骨院では、手技療法にあわせて、最新の施術も施され、さまざまな効果が期待できます。肩こり腰痛など体に不調を感じ、悩んでいる方は整骨院に出かけましょう。

「とりつかせいプラクティス.整骨院」は、東京都中野区若宮にあります。西武新宿線の都立家政駅から徒歩で1分の、アクセスが便利な整骨院です。急な痛み・長年の痛み・しびれ・違和感などさまざまな症状に対し、さまざまな施術方法で最善の効果が出るように対応いたします。

お体の不調は、患者様おひとりおひとりで異なるため、当院では、「よく聴くこと」「よく観ること」「わかりやすい説明を行うこと」を心がけております。お体に不調や痛みを感じられている方は、どのようなことでもお気軽に当院へご相談ください。