片側に偏った症状 続き

片側に偏った症状 続編

 

前回の《片側に偏った症状》の続きになります。

前回の内容をさらっとまとめると、

症状が現れるのは、流れているものが滞ってしまう為。

 

そして、 身体は中心があって、左右がある構造の為に、その中心部に停滞が起こると、その停滞の影響が、片側に集中してしまうことで、症状の偏りが生じる。

 

その症状に対しては、体操、ストレッチ、マッサージ、入浴などで流れを良くすることで、解消されることもある。

 

ただ、同じように症状が繰り返されてしまったりする場合、何故、流れにくくなってしまい、それが、繰り返されているのか?を考える必要があります。

 

身体は、何故、傾いたり、捻れたりするのか

 

 

それは、ヒトの身体は、〝点〟ではなく立体構造であるということ。

〝点〟は、傾くことも、捻れることもないです。

ヒトの身体は、立体構造でしかも、縦長、中身はほとんど水という、縦長の水風船を地面の上に真っ直ぐ立てようとしたら、なかなか難しそうですよね。

そして、頭と胴体という空間を、支える、二本の脚

細かな作業や何かモノを掴んだり、持ったりする、二本の手

目も二つ、耳も二つ、鼻の穴も二つ、歯も左右に7〜8本づつ、脳も、右左に分かれています。

 

二つとある意義ついては、発生学や動物としての機能面のことなので、ここでは割愛しますが、

 

左右あるものを、どのように使うかによっても、身体の歪みや傾き、捻れが発生する要素にはなります。

 

軸足や利き足、利き手などは、ご自身でも自覚して、日常で使う回数が多いほうなどは、なんとなく把握しているかもしれません。

 

目や耳も、もしすると、左右差があることを自覚されている方もいるかもしれません。

 

ただ、手や脚に比べると、その目の使い方や耳の使い方が、身体の歪みに関係していて、それが症状を引き起こすことがあるという事は、そこまで知っている方は多くはないかもしれません。

 

実際、施術をさせて頂いている方も、長年、右側に偏った症状があり、症状の波を繰り返しながら過ごしていたけれど、ここ数カ月は、なかなか良くならないという事で、ご来院になられました。

 

もちろん、その要因は一つだけではないのですが、

 

1番、まず最初に整えるべき所は、『目の使い方』『眼球の動かし方の癖』であるとお伝えしたところ、かなり身に覚えがあったようでした。

 

目に関係する、頭の骨の調整や、眼球の運動に関連する部分の調整をさせて頂きました。

 

改めて、眼球の運動をゆっくり行うと、左右差だっったり、視野の幅の違いなどがわかる場合がああります。

 

特に、パソコンや目をたくさん使う状況は、現代は増えていると思います。

 

身体のストレッチ同様に、目のストレッチは、とても大切です。

 

目のストレッチといっても、そんなに難しいものではなく、普段近い距離のものを見ているのであれば、遠くの景色などを見て、しかも広角に見るということをして、焦点距離を固定しないようにする。

 

あとは、真っ直ぐ前だけを見るのではなく。左右に大きく目を動かしてみる。 こんなようなことをしてみても良いと思います(*☻-☻*)。

 

『片側に偏った症状』 終了致します。