呼吸 と 自律神経 【感想】

こちらの施術は揉んだり押したりせず、ソフトに身体の各所を整えるだけなのですが、

大きな効果を実感することができます。

症状を伝えると関連する身体の色々な部分を調整してくれます。

今回、施術後には症状が良くなっているのを感じ、次の日には身体が軽く、呼吸がしやすいと感じました

(特に息苦しさを感じていた訳では無いのですが、同じ力で沢山空気が吸えるような感覚です)

また不調を感じたら伺いたいと思います。

 

 

呼吸 と 自律神経

 

 

呼吸 とは 何でしょう?

 

読んで字のごとく、呼いて(吐いて)、吸う 事です。

 

必要なモノを吸って取り入れて、不要なモノを(呼)吐いて出す

 

身近なところで言えば、《息を吸って、息を(呼)吐く》といった、口や鼻、気管や肺 で行われる、呼吸でしょうか。

 

これは、肺呼吸と呼ばれ、身体全体の呼吸です。

 

この他にも、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時から行われている、脳の呼吸があります。

脳脊髄液の循環に必要な呼吸です。

 

あとは、皮膚呼吸と呼ばれる、身体の表面の皮膚で行う呼吸もあります。

 

必要、不必要で言えば、食事や排泄も、消化~吸収~排泄 といった、胃腸関連の括りになりますが、

栄養の呼吸とも言えそうですね。

 

どの呼吸もとても大切ですが、

やはり、肺呼吸が一番身近であり、一番重要と言ってもいいかもしれません。

 

身体が生命活動を行っていくうえで、酸素というものが、必要不可欠です。

 

この酸素を取り入れて、全身の細胞へ届ける。

 

この呼吸活動が弱ってしまうと、細胞の元気が弱くなってしまい、

 

細胞の元気がなくなると、身体全体も元気がなくなってしまいます。

 

しっかりと呼吸を行い、全身に酸素を十分に取り入れる事が、元気に過ごしていく上では、基本中の基本ですが、最重要課題でもあるんですね。

 

あとは、単純に呼吸を大きく行う事で、肺を大きく使うと、姿勢が良くなります。

 

肺は、身体の中にある❝浮き輪❞のようなものなので、肺を大きく使えるかどうかでも姿勢が変わる事もあります。

 

呼吸の仕組み

 

 

呼吸の主役は、やはり<肺>になるでしょうか?

確かに、主役であって、肺が無ければ、呼吸は出来ません。

ただし、肺 だけあっても、呼吸活動は出来ないのも事実です。

 

口や鼻 があり、気管や気管支 があって、最終的に 肺 に空気がたどり着きます。

口、鼻、気管、気管支、肺。

はい。終了!

 

ちょっと 待ったーーーーsign03sign03

 

大事な、大事な、裏の主役をお忘れです。

 

<横隔膜>さん

202152723369.jpg

息を吸い込んで、肺が膨らむ

 

これ実は、逆で

 

肺が膨らむから、息が吸い込まれています。

 

そして、肺が膨らむためには、横隔膜の働きが必要です。

 

横隔膜が緊張して広がる ➾ 肺が膨らむ ⇒ 息が吸い込まれる

横隔膜が緩んで縮まる ⇒ 肺が縮む ⇒ 息が吐き出される

 

呼吸って、まず<横隔膜>からスタートするんですeyeflair

 

そして、その横隔膜に、指示を出す、神経=<横隔神経>が、首の上のほう(頭に近い部分)から出ます。

 

 

呼吸 は 身体にとって、とても大切

↓↓↓

その呼吸は、横隔膜が主体となって行われる

↓↓↓

横隔膜は首からの神経で動く

↓↓↓

呼吸 を 調整する ➾ 首の調整

↓↓↓

身体を調整する ➾ 首が大切

 

端的にまとめてしまいましたが、このような図式になるので、

 

身体の不調を整えていく上で、特別な理由がない限りは、施術の中で、首のチェックは必ず行います。

首だけで調整を終えてもいいくらい、首は重要な場所になりますflair

 

呼吸 と 延髄(えんずい)

 

2021527233850.jpg

そして、呼吸を考える時に、もう一段階、深い部分が【延髄(えんずい)】になります。

(上の図ですと、ピンク色の部分ですね)

 

この【延髄(えんずい)】と呼ばれる部分は、

 

気管や肺、横隔膜 が 《呼吸》 という 演目 の中の、俳優さんだとしたら、

 

延髄は、監督になります。

 

どれくらいの深さで、どれくらいの回数の呼吸をするのかを指示を出し、

気管の広がり具合や、肺の膨らみ具合などを調節していきます。

 

しかも、エンズイ監督は、呼吸だけに留まらず、循環(血液等)、嘔吐(吐き出す、嚥下(飲み込む)、唾液の分泌といった、

身体にとって重要な役割の監督でもあります。

 

このエンズイ監督は、首と頭の境目のちょっと上の部分に位置するので、首から後頭部にかけての硬さも、身体を診ていく上では重要な項目となります。

202152723407.jpg

これは、知る人ぞ知る、安西(アンザイ)監督です(笑)

 

当たり前のようで当たり前でない 呼吸

 

 

多くの方は、記憶のある限り、呼吸は当然のように❝行われているモノ❞だと思います。

もちろん、意識的に呼吸の量を増やしたりも出来るので、呼吸は❝行うモノ❞でもあります。

ただ、起きていようが、寝ていようが、呼吸は絶えず繰り返されています。

 

一日に約2万回の呼吸をしています。

毎日当然のようにしている事は、少々の変化に気が付きにくい事もあるのではないでしょうか?

 

呼吸の深さ、回数は一定ではなく、その時の状況、環境に左右されることがあります。

しかも、肺はゴム風船のようなものなので、あまり使わなければ、縮みます。

運動をして大きな呼吸をすると、少し広がります。

そして、横隔膜は筋肉でもありますので、これも、使わなければ、弱くなります。

 

すぐに、大きな変化は起きる事は、あまりないですが、少しずつの変化は起きています。

 

呼吸が知らないうちに浅くなれば、当然、身体に取り込む酸素の量も減ってきます。

 

酸素の量が減ってくると、細胞さんたちが、ちょっと元気がない様子になる事も考えられます。

 

呼吸活動は、自分の【意識】と【延髄】W監督によって成り立ちます。

 

呼吸そのものを意識的に行う事も大切ですし、

 

その呼吸活動の監督役や主役の方々のケアも大切な事になります。

 

是非、ご自身の呼吸も、たまに意識してみてくださいねーrun

 

 

脳の欲求 と 身体の要求

 

『強い刺激が欲しいー!!』『甘いものが食べたーい!!』『硬い所を強く揉んでほしいー!』

このように、言語化された欲求は、ほとんどが大脳という所が最終的に、様々な情報を整理して、『欲求』というカタチで表に出てきます。

確かに、この『欲求』通りに、それらを満たしてあげる事も大切ですが、

この【脳の欲求】と【身体の要求】がズレてしまっている場合、その欲求は、だんだん膨れ上がっていき、『もっともっと・・・』

と、エスカレートしてしまいます。

 

【身体の要求】を満たして行くと、【脳の欲求】もそれほどエスカレートしなくなってくるんですねflair

 

施術内容に関して、基本的には、ご要望には応えていきます。

ですが、【身体の要求】にもきちんと応えなければ、本来の身体の回復が起こりません。

【身体の要求】も大切ですし、その時点での【脳の欲求】も大切です。

 

【効果】をその場で実感してもらえれば、これ以上嬉しい事はないですが、

それは、かなり個人差があるかと思います。

 

日々の食生活を変えても、一日だけで何かが変わる事もあれば、続けないと表立ってこない事もあります。

 

身体にとって良い事、【身体の要求】は実にシンプルで地味なモノだったりもしますsweat01

 

出来る限り、納得頂ける、【欲求と要求】両方を満たせる、施術を提供していきたいと思っておりますsmileshine