急な肩のハリ/背中の痛み と 強風/花粉

2月も今日で3週目に突入ですね。 節分も過ぎ、コンビニやお店は、バレンタイン関連の商品がズラリと並んでいます。 僕の季節感を感じるスポットはコンビニなんですが(笑) 季節や行事に関連した装飾や商品入れ替え・・・ お蔭様で、一応、季節や行事に無頓着にならずに済んでいますσ(^_^;) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【急な肩のハリ/背中の痛み と 強風/花粉】 ●ちょっとした傾向 先週の一週間はご来院される方々に、ちょっとした傾向がありました。 定期的な御予約の方ではなく、 イレギュラーに、突発的な症状が出たことで、御予約頂いた方々は、 《肩と背中のハリ》 を訴えて来られる方が多かったです。 そして、 『今回の状態に関して、何か思い当たる事ありますか?』 という質問にも、同じような返答でした、 『特別無いんです。』 自分の日常の生活を全て把握して、そして比較して・・・なんてことはまず無理だと思うので、 もしかすると、無自覚な所での、姿勢や動作の負担があったのかもしれません。 姿勢的な変化、動作における負担 要するに『いつもよりも多くの負担をかけた』状態が一番、表面的な要因としてはシンプルです。 ただ、それが自覚としては無い状態。 では、一体何が起こったのでしょうか? 身体の検査をさせて頂くと、 首の後ろの頭に近い部分(≒後頭部)に筋肉の緊張があり、 左右の肩甲骨の間から、その少し下辺り(≒背中の骨の6番目〜9番目辺り) の、背骨の動きが硬くなっています。 そして、呼吸をしてもらうと、呼吸に伴う肋骨の動きが少し動きにくくなっています。 深呼吸に伴って、背中の痛みが誘発される方もいまっした。 首の後ろや、肩甲骨の間というのは、比較的硬くなりやすい部分でもあるので、特別、いつもと違うとは言えませんが、 背中の筋肉の緊張のしかたや、動きにくい背骨の状態、肋骨の動きや腹部の状態などを勘案して、そこに至るまでのストーリーを考えると、 先週の週明けからの強風と花粉の飛び始めという気象条件というのが、要因として浮かびます。 花粉に限らず、環境や気象の変化に対しては、身体は自分自身を守る為に、少し緊張させます。 この時に関係する臓器は、副腎という臓器になり、 背骨で言うと9番目(肩甲骨の一番下のラインよりも指3本くらい下でしょうか?)の骨の動きが硬くなる傾向があります。 そして、食べ物もそうですが、花粉やウイルスなども身体の外側から内側へ入ってくるものに対して、適切な処理をする為に働く臓器が、 肝臓や脾臓という臓器です。 これらが、背骨で言う、7番目や8番目との関連があります。 背骨が動きづらくなることで、その周辺の筋肉は硬くなりやすくなり、血流の不足が生じることで、ハリやコリを感じます。 そして、個別の臓器だけでなく、変化に対して一番敏感に反応するのは、脳や脊髄といった、中枢(真ん中)にある神経の塊です。 臓器を含めた全身に指令を出す為に、急ピッチで情報の伝達をします。 これが、首の後ろが硬くなる要因となります。 2020210184331.jpeg ●身に覚えのないコリやハリ 細々と書きましたが、 要するに、今回のような 『身に覚えのないコリやハリ、痛み』 というのは、 『外部環境の変化による、身体の内部環境の反応』 が、表面に硬さなどの状態として現れた事で、 それを、不調として感じるのですね。 このように、 『身にお覚えのないコリやハリ、痛み』 が現れて、なかなか改善されないという時には、 まずは、一度ご相談頂きたいのですが、 ご家庭で出来る対処としては、(強く鋭い痛みでない時) ①そのお辛い部分を温める   入浴でもかまいませんし、カイロやジェル状の簡易的な湯たんぽのようなものでも構わないと思います。   硬くなっている所は、血流が滞っている場合が大半ですので、まずは温めて血管を広げる事で、緩まる事があります。 ②お腹を温める    これは、内臓反射と言って、"硬い''とか"痛い"部分には直接的な要因はなく、内臓の働きの乱れによって、表面的に硬さを出している事があります。    その場合には、内臓に血流の乱れが起きておる事が考えられます。    ですので、お腹を温めるというのも対処の一つになります。 ③胸やお腹を広げるように、手を広げて深呼吸をする    呼吸に伴って痛みがない事が条件ですが、    背中や肩といった体の後ろ側が硬くなっている時には、体の前側、お腹側が硬くなり、背中に負担がかかっていることもあります。 この辺りを試してもらうと、軽いのもであれば少し軽減することもあります。 ●変化と対応の連続 花粉の飛散はこれからが本番ですし、まだまだ気温や気候面でも日々変化がありそうです。 このような環境などの外的な要因というのは、なかなか避けられない部分でもありますが、調子が整っている状態であれば、ある程度は体が適応し、そこまで症状として表に出ませんが、体に疲れが溜まっていたり、外的な変化が急激だったりすると、表面的な症状として現れてしまいます。 身体は、常に変化に対する対応をおこなっているのですね。 今回のようなケースの場合、 『誰に相談すればいいのか、何処で診てもらえばいいのか、分からなくて、我慢していました』 と、仰る方もいました。 ざっくり言うと 『健康面での不安がある場合』 そして 『それを誰に伝えれば良いのか分からない場合』 是非、ご相談下さい。 身体の歪みや姿勢の変化、その他の体が表面に表している状態は、その解決策の手掛かりでもあります。 当院で対応できるものは、説明の上、対応していきますし、 病院で詳しく検査を受けた方がいい場合には、その旨をお伝えします。 いずれにせよ、『健康面での不安』に対して少しでも協力できるような場所を目指しております。 最後まで、ご拝読、ありがとうございます。