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施術事例

肘内障(ちゅうないしょう)

肘内障≒小児限定の肘の脱臼

 

『肘内障(ちゅうないしょう』という言葉聞いたことありますでしょうか?

 

主に、小学生に上がる前のお子さん位の年齢に起こる、肘の怪我です。

 

親御さんやお友達などに、腕を引っ張られた時などに起こりやすいとされています。

 

簡単に言うと、肘の関節が❝抜けて❞しまった状態です。

 

ただ、❝抜け❞たといっても、大人の脱臼とは状況が少し異なり、

 

小さいお子さんの場合、まだ関節そのものが緩い状態なので、関節の捻じれである、捻挫と、関節が抜けてしまう脱臼の中間のような状態です。

 

ですので、関節を元の位置に戻すのは、そこまで難しくないのですが、

 

割と、怪我をした、その時の事を、親御さんも把握できていない事も多く、気が付いたら腕が上がらなくなって泣いていたとか、保育園や幼稚園で遊んでいる時に怪我をしたらしい・・・など、そういった状況が多いです。

 

当然ながら、本人に聞いても、正確な答えは返ってこないことがほとんどですので、

 

色々な想定をして、手首、肘、肩、鎖骨、肋骨のあたりの影響も踏まえながら、進めていきます。

 

腕が動くようになって、泣き顔から笑顔になる瞬間はやはり、こちらも笑顔になりますね。

 

本人の意思の方向とは異なった力

 

肘内障の施術をした後などに、

『一度、抜けたら癖になってしまうんですか?』と、聞かれる事があります。

 

確かに、一度受傷すると靭帯の緩みから再発の可能性もあるというのは、言えるかと思いますが、

 

普通の生活の中で、手を握って歩いている時などに、誘導程度の力で引っ張ったからといって、すぐ抜けるとは考えにくいです。

 

肘の関節の形状から言っても、肘内障は、真っすぐ引っ張る力と、捻じる力が加わって起きているのだと思います。

 

加えて、本人と引っ張る側の意思の方向が異なる状況の時に発生することが多いのだと思います。

 

≪気が乗らない場所へ向かうとき、足取りが重い≫

逆に

≪待ち望んでいた場所に向かうときは、足取りが軽い≫

 

こんな経験はありませんか?

 

人は、意思の方向と実際の行動の方向性が一緒の時には、力が入りやすく

 

逆方向だと、思うように力が入りにくいものです。

 

引っ張る方向、捻じられたタイミング、意思と動作のズレ、この3つの要素がそろってしまうと、

 

誰しもが、その可能性はあるということになります。

 

そういった、身体の特性を身をもって経験するといった点では、怪我も一つの経験です。

 

だから、喜べ! という話ではないですが、

 

そのお子さんも、自分の腕が痛くなった経験をしたことで、今度は、自分が相手にその痛い経験をさせないという、気持ちが芽生えるきっかけにもなるかもしれません。

 

30分前には、腕が痛くて泣いて、こちらの言う事に何一つ反応すらしなかったお子さんが、

 

帰り際に、『ありがとうございました』って、元気な挨拶が出来たって事が、僕としては、とてもすごい事だと思いました。